パソコンの動作をカスタマイズしたい
トラブルシューティングを行いたい
こんな時に、BIOS設定を確認することが必要になることがあります。
BIOS設定は、パソコンの起動時に表示される画面で行います。
しかし、コマンドラインから確認する方法もあります。
今回の記事では、BIOS設定を確認する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
BIOSとは?
BIOSは、パソコンの心臓部とも呼ばれる重要な存在です。
BIOSの設定を変更することで、
- パソコンの起動順序を変更する
- オーバークロックを行う
- ハードウェアの初期化を行う
ことができます。
2. BIOS設定を確認する方法
BIOS設定を確認するには、主に以下の3つの方法があります。
一般的な方法
パソコン起動時の画面で特定のキーを押す
F2, Del, Escなどのキーを、パソコンのメーカーや機種によって異なります。
電源を入れた直後に連打します。
ブートメニューから選択
一部の機種では、F12などのキーを押してブートメニューを表示します。
BIOSを選択する方法もあります。
コマンドプロンプトから
Windowsのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
msinfo32: システムに関する詳細な情報を表示します。
systeminfo: システムの概要情報を表示します。
サードパーティ製ツール
HWiNFOやCPU-Zなどのツールを使用すると、BIOSの情報だけでなく、
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード
などの詳細な情報を取得できます。
BIOS設定で確認できる項目
BIOS設定で確認できる項目は、機種によって異なります。
一般的に以下の項目があります。
起動順序
ブートデバイスの優先順位を設定します。
CPU設定
CPUの動作周波数や電圧を調整します。
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メモリ設定
メモリの動作速度や容量を確認します。
ハードディスク設定
- ハードディスクのモード
- AHCI設定
などを確認します。
日時設定
システムの日時を設定します。
セキュリティ設定
パスワード設定やセキュアブート設定などを行います。
BIOS設定を変更する際の注意点
BIOS設定は、パソコンの動作に直接影響を与えます。
そのため、誤った設定を行うと、パソコンが起動しなくなる可能性があります。
変更する前に、必ず現在の設定をメモしておき、慎重に行いましょう。
BIOS設定のコマンド
BIOS設定をコマンドで操作することは、一般的には行いません。
BIOS設定は、BIOS画面上でマウスやキーボードを使って行うのが一般的です。
BIOS設定に関するトラブルシューティング
BIOS画面に入れない場合
- パソコンの電源を入れ直す
- キーボードが正しく接続されているか確認する
- BIOS設定をリセットする(マニュアルを参照)
BIOS設定を変更後、パソコンが起動しない場合
- 電源ケーブルを抜いて、数分間放置した後、再度電源を入れる
- CMOSバッテリーを取り出して、数分後に元に戻す(自己責任で)
- BIOS設定を初期化する
BIOSのバージョンアップ
BIOSのバージョンアップは、新しいハードウェアに対応したり、セキュリティを強化したりするために必要になる場合があります。
メーカーのウェブサイトから最新のBIOSファイルをダウンロードします。
マニュアルに従ってアップデートを行ってください。
UEFI BIOSとの違い
最近のPCでは、UEFI BIOSが採用されることが多くなっています。
UEFI BIOSは、従来のBIOSに比べて起動が高速で、より多くの機能を搭載しています。
BIOS設定は、パソコンの動作を最適化するために重要な設定です。
この記事を参考に、BIOS設定を確認してください。
パソコンのパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
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