ゲーミングPCを購入する際、CPUやGPU、メモリなどの主要パーツに注目しがちです。
しかし、意外と見落とされがちなのが「PCケース」のサイズ選びです。
私自身も以前は「大きいほうが空間があるのは当然の理屈」と思い、コンパクトPCを卒業しました。
パソコンを置くスペース作りを優先した経験があります。
見た目の好みだけではありません。
- 冷却性能
- 拡張性
- メンテナンス性
まで、快適なゲーミングライフを送るためにはケースサイズが非常に重要だと実感しています。
PCケースは単なる箱ではありません。
内部に搭載するパーツの配置
エアフロー
将来的な拡張の可能性
さらにはデスク周りのデザイン性にまで影響を与える
まさにゲーミングPCの「骨格」と言える部分です。特にゲーミングPCは高性能なパーツを多く搭載します。
そのため、発熱も大きく、効率的な冷却を考えるとケースサイズは避けて通れないテーマです。
この記事では、パソコン初心者の方でも理解できるよう、
- ゲーミングPCケースの主要なサイズの種類
- その特徴
- メリット・デメリット
を詳しく解説します。
- 「冷却性」や「拡張性」
- 「設置場所」
といった重要なポイントを比較しながら、あなたの用途や好みに合わった最適なPCケースの選び方をご紹介します。
高性能なゲーミングPCを長く快適に使うためにも、ぜひ最後までお読みいただき、後悔しないケース選びのヒントを見つけてください。
ゲーミングPCケースサイズの基本を知る

ゲーミングPCのケースサイズは、PCの性能や使い勝手に直結する重要な要素です。
主にマザーボードの規格に合わせて種類が分かれています。
大きく分けて4種類のサイズが存在します。
主要なPCケースの種類と特徴
PCケースは主に搭載するマザーボードの規格に対応していることが必要です。
一般に流通しているマザーボードの規格は以下の通りです。
- Extended ATX (E-ATX): 最も大きく、高い拡張性を持つ。主にサーバー用途やワークステーション、ハイエンドな自作PCで使われる。
- ATX: 最も一般的なサイズで、多くのゲーミングPCで採用されている。バランスが良い。
- Micro-ATX (マイクロATX): ATXより一回り小さいサイズ。省スペースながら一定の拡張性を持つ。
- Mini-ITX (ミニITX): 最もコンパクトなサイズ。小型PCを構築する際に選ばれる。
これらのマザーボード規格に対応するPCケースは、以下の4種類に分類されます。
フルタワーケース

- 特徴: 最も大きく、背が高く、広い内部スペースを持ちます。Extended ATXやATXのマザーボードに対応し、複数のグラフィックボード(GPU)を搭載したり、大型の水冷クーラー(ラジエーター)を設置したりすることが可能です。
- メリット
- 圧倒的な拡張性: 多数のドライブベイやPCI Expressスロットを備え、ストレージや拡張カードを豊富に増設できます。将来的なパーツ交換やアップグレードを考えている方に最適です。
- 優れた冷却性能: 広い内部空間と多数のファンを搭載できる設計により、効率的なエアフローを確保し、CPUやGPUなどの発熱を効果的に抑えられます。特にハイエンドなパーツを使う場合、熱対策は重要です。
- メンテナンスのしやすさ: 内部空間が広いため、パーツの取り付けや取り外し、配線作業が容易で、初心者でも比較的に自作PCの組み立てやメンテナンスがしやすいです。
- デメリット
- 設置スペース: 非常に大きく、置き場所に困ることがあります。デスク下に置く場合でも、十分なスペースが必要です。
- 重量: 本体が重く、移動させるのが大変です。
- 価格: 同等の品質であれば、小型ケースより高価な傾向にあります。
ミドルタワーケース

- 特徴: ゲーミングPCで最も一般的なサイズです。ATXやMicro-ATXのマザーボードに対応し、ほとんどの高性能グラフィックボードやCPUクーラーを問題なく搭載できます。
- メリット
- バランスの取れた性能: 拡張性と冷却性能、設置スペースのバランスが非常に優れています。多くのパーツを搭載でき、十分なエアフローも確保しやすいです。
- 豊富な選択肢: 市場で最も多くの製品が販売されており、デザインや機能の選択肢が豊富です。価格帯も幅広く、自分の予算や好みに合わったモデルを見つけやすいでしょう。
- 汎用性の高さ: 初めてゲーミングPCを購入する方や、特定のこだわりがない方に最もおすすめできるサイズです。
- デメリット
- 設置スペース: フルタワーほどではないものの、それなりのスペースは必要です。デスク上に置くと圧迫感を感じることもあります。
ミニタワーケース(マイクロATX)

- 特徴: Micro-ATXマザーボードに対応するサイズで、ミドルタワーより一回り小型です。省スペースなため、デスク上に置きたい、または設置場所に制限がある場合に選ばれることが多いです。
- メリット
- 省スペース: 小型なのでデスク上にも置きやすく、設置場所の自由度が高いです。
- 持ち運びやすさ: フルタワーやミドルタワーに比べて軽量。イベントなどでの持ち運びも比較的に楽です。
- 手頃な価格: パーツを少なく抑えられ、ケース自体も安価なモデルが多くあります。
- デメリット
- 拡張性の制限: 搭載できるファンの数やストレージのベイ数が少ない。拡張カードのスロットも限られます。将来的なアップグレードを考えている場合は注意が必要です。
- 冷却性能: 内部空間が狭いため、エアフローの確保が難しい。冷却性能がミドルタワーやフルタワーに劣る傾向にあります。高性能なパーツを搭載すると発熱がこもりやすい。熱対策が重要になります。
- メンテナンス性: 内部が密閉されています。配線が複雑になりやすく、メンテナンスがしにくいこともあります。
キューブ型ケース(Mini-ITX対応)

- 特徴: Mini-ITXマザーボードに対応。ほぼ立方体のような形状をしています。非常に小型で省スペース性に優れています。
- メリット
- 究極の省スペース: デスク上やテレビの横など、どんな場所にもすっきりと収まります。
- デザイン性: コンパクトなサイズと独特の形状から、インテリアとしても優れており、デザイン性を重視するユーザーに人気です。
- 持ち運びやすさ: 最も軽量で持ち運びが楽です。
- デメリット
- 拡張性の限界: ドライブベイや拡張スロットが最も少なく、搭載できるパーツが厳しく制限されます。特に大型のグラフィックボードや水冷ラジエーターの搭載は難しいことが多いです。
- 冷却性能の課題: 内部空間が非常に狭いため、エアフローの確保が最も難しい。高発熱なパーツを搭載すると熱がこもりやすいです。効率的な冷却には、特殊な冷却パーツや工夫が必要になります。
- 組み立て・メンテナンスの難しさ: 内部が狭いため、自作PCの組み立てや配線作業が非常に難しく、初心者にはあまりおすすめできません。
ゲーミングPCケースサイズ選びの重要ポイント

PCケースのサイズは、ゲーミングPCの性能や使い勝手に直接影響します。
ここでは、ケース選びで特に重要なポイントを詳しく解説します。
冷却性能とエアフロー

ゲーミングPCは、CPUやGPUが高負荷時に多くの熱を発生させます。
この熱を効率的に排出できるかどうかが、PCの安定動作とパフォーマンス維持に直結します。
- 大型ケースのメリット: フルタワーやミドルタワーのように内部空間が広いケースは、大型のCPUクーラーや水冷ラジエーター、多数の冷却ファンを搭載しやすく、効率的なエアフローを確保できます。発熱の大きいハイエンドパーツを使う場合、大きいケースを選ぶことが基本です。
- 小型ケースの課題: ミニタワーやキューブ型ケースは内部空間が限られています。熱がこもりやすい傾向にあります。コンパクトなケースを選ぶ場合でも、吸排気ファンの設置場所や数、メッシュ構造のパネルなど、冷却性能に配慮した設計のモデルを選ぶことが重要です。特にMini-ITXのPCを組むなら、水冷クーラーの導入も検討すると良いでしょう。
- 冷却ファンの数と配置: ケースファンは吸気と排気のバランスが重要です。前面や底面から吸気し、背面や上部から排気する「正圧」または「負圧」のどちらかを意識した配置を行いましょう。ファンのサイズも重要で、一般に大きいファンほど低い回転数で十分な風量を確保できるため、静音性にも優れています。
ゲーミングノートPC冷却ファン選び方と静音対策:快適ゲーム環境へ
拡張性(ストレージ、グラフィックボード、その他パーツ)

ゲーミングPCは、ゲームの進化や自分の用途の変化に合わせてパーツを交換したり、追加したりすることが少なくありません。
ケースの拡張性は、将来的なカスタマイズの自由度を大きく左右します。
- グラフィックボード(GPU)の対応サイズ: 最も重要な点の一つです。最新の高性能グラフィックボードは非常に長いです。大型なものが多いです。特にミドルエンドからハイエンドのRTX 40シリーズなどは長さ30cmを超えることも珍しくありません。選ぶケースが搭載予定のGPUの長さと幅に対応しているかを必ず確認しましょう。
- ストレージベイの数: ゲームを多くインストールしたり、動画編集をしたりする場合、大容量のストレージが必要になります。3.5インチHDDや2.5インチSSD、M.2 SSDの搭載スペースが十分にあるか確認しましょう。最近はNVMe M.2 SSDが主ですが、HDDをデータ用に増設する場合は、対応するベイが必要です。
- PCI Expressスロットの数: グラフィックボード以外にも、サウンドカードやキャプチャーボード、Wi-Fiカードなど、様々な拡張カードを追加する可能性がある場合は、PCI Expressスロットの数を確認しておきましょう。Micro-ATXやMini-ITXはスロット数が制限される傾向にあります。
- 水冷ラジエーターの搭載スペース: 高性能CPUを使用する場合、簡易水冷クーラーの導入を検討するユーザーも多いです。ラジエーターのサイズ(120mm、240mm、280mm、360mmなど)と、それを取り付けられる場所(前面、上面、背面)がケースにあるかを確認しましょう。
設置場所とサイズ制限

ゲーミングPCはそれなりに大きく、設置場所の確保は購入前にしっかりと計画する必要があります。
- デスク上 vs デスク下: デスク上に置く場合は見た目も重要になりますし、モニターやキーボード、マウスとのバランスも考える必要があります。小型ケースであればデスク上でも圧迫感が少なく、デザイン性も重視できます。デスク下に置く場合は、ケースの高さや奥行きだけでなく、吸排気がスムーズに行えるスペースがあるか確認しましょう。
- 部屋の広さ: 部屋の広さやレイアウトもケースサイズを選ぶ上での制限となります。コンパクトな部屋であれば、ミドルタワーやミニタワー、キューブ型が良い選択肢となるでしょう。
- 採寸の重要性: 購入前に必ず設置予定のスペースの幅、奥行き、高さを採寸し、選ぶケースが収まるかを確認しましょう。特に配線やケーブルの取り回しも考慮すると、少し余裕を持ったサイズが望ましいです。
デザイン性と静音性

ゲーミングPCは性能だけでなく、見た目や稼働音も重要です。
- デザイン: 近年は強化ガラスのサイドパネルやRGBライティングを搭載したケースが人気です。PC内部のパーツを見せたり、光らせたりすることで、自分だけの個性豊かなPCを演出できます。メッシュ素材のフロントパネルは冷却性能に優れています。デザインと機能を両立しています。ミニマルなデザインやホワイトカラーのケースも増えています。インテリアに合わせて選ぶことができます。
- 静音性: ゲーミングPCは高負荷時にファンが高速で回転します。そのため、動作音が気になることがあります。静音性を重視する場合は、以下の点をチェックしましょう。
- 吸音材: ケース内部に吸音材を搭載しているモデルは、音の漏れを抑えてくれます。
- ファンサイズ: 大型のファンほど低い回転数で十分な風量を確保できるため、静音性に優れています。
- メッシュパネル: 通気性が良いため、ファンが無理なく動作し、静音性にも寄与する場合があります。
- 密閉性: 静音性を追求したケースは密閉性が高いです。吸排気口が最小限に抑えられていることもあります。この場合、冷却性能とのバランスを考慮する必要があります。
用途別ゲーミングPCケースサイズのおすすめ

ゲーミングPCを使う目的や環境によって、最適なケースサイズは異なります。
自分の用途に合わせて選ぶことが後悔しないケース選びの一番のポイントです。
最高のパフォーマンスを求めるハイエンドゲーマー向け

- 最新の超高画質ゲームを最高設定でプレイしたい
- 配信や動画編集も並行して行いたい
といったユーザーは、最も高性能なパーツを搭載することになります。
- おすすめサイズ: フルタワーまたは大型ミドルタワー
- 理由: RTX 4090などの大型GPUや、Core i9、Ryzen 9といった高発熱なCPUには、強力な冷却性能が不可欠です。大型ケースは広い内部空間と多数のファン、大型水冷ラジエーターを搭載できるため、安定したパフォーマンスを維持できます。また、複数のストレージや拡張カードを増設する場合も、十分なスペースが確保されます。
- 選ぶポイント: 冷却性能を最優先し、エアフローを考慮した設計のモデルを選びましょう。フロントパネルがメッシュ構造になっているケースは、吸気効率が高くおすすめです。配線のしやすさやメンテナンス性も重要な点です。
スペースを節約したいコンパクト志向のゲーマー向け

- デスクスペースが限られている
- リビングのテレビ脇に設置したい
- またはシンプルでスタイリッシュな環境を好む
こんなユーザーには、小型ケースが有力な選択肢です。
- おすすめサイズ: ミニタワー(Micro-ATX)またはキューブ型(Mini-ITX)
- 理由: 場所を取らずに設置でき、デザイン性に優れたモデルも豊富です。最近では小型ケースでも高性能GPUを搭載可能なモデルが増えており、限られたスペースでゲーミングPCを組みたいというニーズに応えています。
- 選ぶポイント
- GPUの対応サイズ: 小型ケースは搭載できるGPUの長さに制限がある場合が多いので、事前に搭載予定のGPUのスペックとケースの対応サイズを必ず確認しましょう。
- 冷却性能: 内部空間が狭いため、効率的なエアフロー設計や、簡易水冷クーラーの搭載が可能なモデルを選ぶと良いでしょう。吸排気ファンの設置数や位置もチェックします。
- メンテナンス性: 内部が狭いため、組み立てやメンテナンスがしにくいこともあります。自作初心者の方は、BTOで購入することも検討してみてください。
バランス重視の一般ゲーマー向け

最新ゲームも楽しみたいけれど、
- 設置スペースや予算も考慮したい
- 将来的なアップグレードも少し考えたい
というバランスを重視するユーザーに最適なサイズです。
- おすすめサイズ: ミドルタワー
- 理由: ミドルタワーケースは、拡張性、冷却性能、設置スペース、価格のすべてにおいてバランスが取れており、ゲーミングPCの主流となっています。ほとんどの高性能パーツを搭載でき、十分な冷却も期待できます。市場に最も製品数が多く、デザインや機能の選択肢も豊富です。
- 選ぶポイント:
- フロントパネル: 吸気効率を高めるために、メッシュ構造のフロントパネルを持つモデルを検討しましょう。
- ファン搭載数: 標準で複数のファンが搭載されているモデルや、追加でファンを取り付けられるスペースがあるかを確認しましょう。
- 見た目: デスク周りの雰囲気に合わせて、シンプルなデザインやRGBライティングが施されたモデルなど、自分の好みに合わせて選びましょう。
PCケースの購入とカスタマイズのヒント

PCケースは一度選ぶと交換が難しいパーツの一つです。
購入前にしっかりと情報収集し、自分に合った一台を見つけましょう。
BTO PCと自作PCでのケース選びの違い
ゲーミングPCを手に入れる方法は、
- BTO(Build To Order)PCを購入する
- 自分でパーツを選んで組み立てる「自作PC」
の大きく分けて2種類あります。
ゲーミングPC BTO おすすめメーカー:後悔しない選び方と徹底比較
BTO PCの場合
- メリット: 多くのBTOメーカーは、カスタマイズオプションとして複数のケースを用意しています。専門知識がなくても、性能と価格のバランスが取れたPCを手軽に購入できます。ケースと内部パーツの互換性はメーカーが保証してくれるため、安心です。
- 選び方: 各メーカーの製品ページでケースの外観やサイズ、冷却ファンの搭載数などを確認しましょう。ドスパラやマウスコンピューターなど大手のBTOショップは、豊富なモデルを取り扱っています。
- ドスパラ ゲーミングPC GALLERIA
自作PCの場合
- メリット: ケースからパーツ一つ一つを自分の好みで選べるため、究極のカスタマイズ性と満足感を得られます。性能、デザイン、静音性など、あらゆる面でこだわりを反映させたい方に向いています。
- 選び方: 搭載予定のマザーボードやグラフィックボード、CPUクーラーのサイズに合わせてケースを選びます。冷却性能や拡張性、配線のしやすさなども考慮しましょう。Fractal Design、NZXT、Lian Liなど、人気のPCケースメーカーの製品をチェックするのがおすすめです。
- Fractal Design 日本公式サイト
価格帯と予算の考え方
PCケースの価格は、サイズ、素材、デザイン、機能によって大きく異なります。
- 安価なケース(5,000円~10,000円): シンプルなデザインで、必要最低限の機能を備えたモデルが多いです。初心者や予算を抑えたい方に向いていますが、拡張性や冷却性能にはあまり期待できません。
- ミドルレンジのケース(10,000円~25,000円): 最も選択肢が多く、性能と価格のバランスが良いモデルが豊富です。強化ガラスのサイドパネルやRGBファンを搭載したものも多く、冷却性能や拡張性も十分です。
- ハイエンドケース(25,000円~): 優れたデザイン性、高品質な素材、卓越した冷却性能や静音性を追求したモデルです。水冷システムに特化した設計や、ユニークな形状のものもあります。
PCケースは一度購入すると長く使うものです。
予算の中で無理のない範囲で、将来性も考慮した良いものを選ぶのがおすすめです。
メンテナンスと清掃のヒント

PCケースは、内部のパーツを保護します。
効率的な冷却を行うために重要な役割を果たします。
その性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
- ダストフィルターの清掃: ほとんどのPCケースには、吸気口にダストフィルターが搭載されています。これらのフィルターに埃が溜まると、空気の流れが悪くなります。冷却効率が低下します。月に一度程度、フィルターを取り外して水洗いするか、エアダスターや掃除機で埃を除去しましょう。
- 内部のホコリ除去: ケース内部にもファンやヒートシンクに埃が溜まります。半年に一度程度、サイドパネルを開けてエアダスターで埃を吹き飛ばすと良いでしょう。この際は必ずPCの電源を切り、電源ケーブルを抜いてから行いましょう。
- ケーブルマネジメント: 配線が乱れているとエアフローを妨げます。熱がこもりやすくなります。ケース裏にケーブルを回せるスペースがあるモデルを選びましょう。購入後も綺麗に配線を整えることで、冷却性能を最大限に引き出すことができます。
あなたに最適なゲーミングPCケースを見つけよう!

ゲーミングPCを選ぶ際、CPUやGPUといった主要パーツのスペックに目が行きがちです。
しかし、「PCケースのサイズ」はそのPCの性能を最大限に引き出します。
長く快適に使い続けるための非常に重要な要素です。
「大きいほうが空間があるのは当然の理屈。そう思って、コンパクトを卒業し、パソコンを置くスペース作りを優先した」という私の経験が示すように、ケースサイズは後々の満足度を大きく左右します。
この記事では、
- ゲーミングPCケースの主要なサイズの種類からその特徴
- 冷却性能
- 拡張性
- 設置場所
といった選び方の重要ポイント。
さらに用途別のおすすめまで、パソコン初心者の方でも理解しやすいように徹底的に解説しました。
- フルタワー: 究極の拡張性と冷却性能を求めるハイエンドゲーマーに。
- ミドルタワー: 性能、拡張性、冷却性、設置スペースのバランスが良い、最も汎用性の高い選択肢。
- ミニタワー・キューブ型: 省スペースやデザイン性を重視するユーザーに。冷却対策は重要。
ゲーミングPCケースは一度選ぶと長く使うものですから、今回ご紹介した情報を参考に、あなたのゲーミングスタイルや環境に最適な一台を見つけてください。
適切なケースを選ぶことで、ゲーミングPCが常に最高のパフォーマンスを発揮しましょう。
より快適で充実したゲームライフを送ることができるでしょう。
ゲーミングPC全般の選び方について詳しく知りたい方は、親記事も合わせてご覧ください。