ほくろ除去のダウンタイムはいつまで?【施術方法別の期間・経過・過ごし方・早く治す秘訣】

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ほくろ除去後のダウンタイムの経過と保護テープが貼られた肌のイメージ。 ほくろ・シミ除去の基礎知識

顔や体にできたほくろを「キレイに除去したい!」そう決心したとき、

  • 「施術後、どんな状態になるの?」
  • 「いつまで保護テープを貼るの?」
  • 「メイクはいつからできる?」

と、施術後の生活、つまりダウンタイムに関する疑問や不安が真っ先に浮かぶのではないでしょうか。

ダウンタイムがどれくらいで、どう過ごせば良いのかが分からず、なかなか一歩を踏み出せない方も多いかもしれません。

美容クリニックで13年間勤めてきました。

多くの患者様のほくろに関するお悩みに向き合ってきた私、誠は、ダウンタイムへの不安が治療への大きなハードルとなることをよく理解しています。

施術後の経過を具体的に知っておくことは、安心して治療を受け、スムーズに日常生活に戻るための大切な準備です。

今回の記事では、ほくろ除去の施術方法別にダウンタイムの期間や具体的な経過を詳しく解説します。

また、

  • 保護テープの期間
  • 痛み
  • メイクや入浴
  • そして早くきれいに治すための秘訣

まで、あなたが知りたいあらゆる情報を提供します。

この記事が、あなたのダウンタイムへの不安を解消し、自信を持ってほくろ除去に臨むための手助けとなれば幸いです。

ほくろ除去のダウンタイムとは?

ほくろ除去における「ダウンタイム」とは、施術を受けてから傷が治癒し、日常生活に支障がなくなるまでの期間のことです。

この期間は、

  • 施術方法
  • ほくろの大きさ
  • 部位
  • そして個人の治癒能力

によって大きく異なります。

主なダウンタイムの症状は以下の通りです。

  • 赤み: 施術直後から数週間〜数ヶ月続くことがあります。
  • 腫れ: 施術直後から数日程度見られることがあります。
  • かさぶた: レーザーや電気メスの場合に形成され、数日〜1週間程度で剥がれ落ちます。
  • 凹み・へこみ: ほくろを削り取った部分が一時的に凹みますが、通常は徐々に盛り上がってきます。
  • 色素沈着: 傷の治癒過程で一時的に茶色く色素沈着を起こすことがあります。
  • 保護テープ: 傷を保護し、色素沈着を防ぐために使用する期間です。

【施術方法別】ほくろ除去のダウンタイム期間と経過

ほくろ除去のダウンタイムは、主に

  • 「レーザー除去(炭酸ガスレーザーなど)」
  • 「電気メス除去」
  • 「切開手術」

の3つの施術方法で大きく異なります。

レーザー除去(炭酸ガスレーザーなど)のダウンタイム

  • 期間の目安:
    • 傷の閉鎖・かさぶたの形成: 3日〜1週間程度
    • 保護テープ期間: 1週間〜2週間程度
    • 赤み: 1ヶ月〜3ヶ月程度(徐々に薄れる)
    • 最終的な仕上がり: 3ヶ月〜6ヶ月程度
  • 経過:
    1. 施術直後: ほくろがあった部分が白っぽく焦げたようになり、その後赤みや軽度の腫れ、凹みが現れます。
    2. 数日〜1週間: 患部が黒っぽいかさぶたになります。この間は保護テープを貼ります。
    3. 1週間〜2週間: かさぶたが自然に剥がれ落ち、ピンク色の新しい皮膚が現れます。
    4. 数週間〜数ヶ月: ピンク色だった部分が徐々に赤みへと変化し、その後ゆっくりと肌色に馴染んでいきます。この時期に炎症後色素沈着(一時的な茶色い跡)が現れることもあります。
  • 誠からのメッセージ: レーザーは比較的ダウンタイムが短いですが、かさぶたが剥がれた後の紫外線対策が非常に重要です。

電気メス除去のダウンタイム

  • 期間の目安:
    • 傷の閉鎖・かさぶたの形成: 3日〜1週間程度
    • 保護テープ期間: 1週間〜2週間程度
    • 赤み: 1ヶ月〜3ヶ月程度(徐々に薄れる)
    • 最終的な仕上がり: 3ヶ月〜6ヶ月程度
  • 経過:
    • レーザー除去とほぼ同様の経過をたどります。施術直後の状態からかさぶたの形成、剥がれ落ちてからの赤み、色素沈着という流れです。
  • 誠からのメッセージ: 電気メスは盛り上がったほくろに有効ですが、深すぎると凹みが目立つリスクもあります。医師の技術が重要です。
  • ほくろ除去はどれがいい?レーザー・電気メス・切開手術を徹底比較も参考にしてください。

切開手術のダウンタイム

  • 期間の目安:
    • 抜糸: 1週間前後(顔の場合5〜7日、体の場合7〜14日)
    • 保護テープ(医療用テープ)期間: 抜糸後、数週間〜数ヶ月(傷の安定による)
    • 赤み: 3ヶ月〜1年程度(線状の赤みが徐々に薄れる)
    • 最終的な仕上がり: 6ヶ月〜1年程度
  • 経過:
    1. 施術直後: 縫合された傷口にテープが貼られます。軽度の腫れや内出血が見られることがあります。
    2. 抜糸まで(1週間前後): 傷口を清潔に保ち、医師の指示に従って軟膏などを塗ります。
    3. 抜糸後: 傷跡は線状の赤みとなり、凹凸がわずかに感じられることがあります。この時期から医療用テープを貼って傷を保護し、ケロイド予防のケアを行います。
    4. 数ヶ月〜1年: 赤みが徐々に薄れていき、最終的に白い線状の目立たない傷跡になります。
  • 誠からのメッセージ: 切開手術はダウンタイムが長いですが、深く大きなほくろの再発リスクが最も低い方法です。医師の縫合技術が仕上がりを左右します。
ほくろ除去のレーザー、電気メス、切開手術ごとのダウンタイム期間を比較した表。

ダウンタイム中の具体的な過ごし方と注意点

ダウンタイムを快適に、そしてきれいに過ごすためには、いくつかの注意点があります。

保護テープや軟膏について

  • 保護テープは必須: レーザーや電気メスで除去した箇所には、通常**1週間〜2週間程度、保護テープ(肌色の絆創膏のようなもの)**を貼る指示があります。このテープは、傷口を外部の刺激や紫外線から守り、きれいに治すために非常に重要です。医師の指示があるまでは剥がさないようにしましょう。
  • 軟膏の塗布: テープを剥がす際や交換時に、処方された軟膏を塗布します。これも医師の指示に従ってください。
  • 切開手術後のテープ: 抜糸後も、傷跡をきれいに治すために医療用テープ(肌色で薄いもの)を数ヶ月間貼り続ける指示が出ることが多いです。

痛みについて

  • 施術中は麻酔をするため痛みはありませんが、麻酔が切れるとジンジンとした痛みを感じることがあります。これは通常、数時間〜1日で治まります。
  • 痛みが気になる場合は、処方された痛み止めを服用しましょう。

メイク・洗顔・入浴について

  • メイク:
    • 保護テープを貼っている間: 患部を避ければ、その他の部分にメイクは可能です。
    • テープが剥がれた後: 患部にもメイクが可能になりますが、ゴシゴシ擦らないよう優しく行いましょう。
  • 洗顔:
    • 施術当日は避けることが多いです。
    • 翌日以降: 患部を濡らさないように、あるいは保護テープの上から優しく洗顔しましょう。切開手術の場合は、抜糸まで濡らさないよう指示されることがあります。
  • 入浴・シャワー:
    • 施術当日はシャワーのみとし、湯船に浸かるのは避けるのが一般的です。患部を濡らさないように注意しましょう。
    • 翌日以降も、長時間の入浴や患部を温めすぎることは避けましょう。

運動・飲酒について

  • 運動: 血行が良くなることで腫れや内出血が悪化する可能性があるため、術後数日〜1週間程度は激しい運動を控えましょう。
  • 飲酒: 飲酒も血行を促進し、腫れや内出血が悪化する原因となるため、術後数日〜1週間程度は控えることが推奨されます。

【誠からのメッセージ】 ダウンタイム中の過ごし方は、仕上がりを大きく左右します。医師やクリニックの指示を必ず守り、不安なことがあればすぐに相談してください。自己判断でケアを中断したり、無理をしたりするのは絶対に避けましょう。

ほくろ除去後の肌を早くきれいに治す秘訣

ダウンタイムを短縮し、よりきれいに傷跡を治すための秘訣をお伝えします。

  1. 徹底した紫外線対策
    • 除去後の肌は非常にデリケートで、紫外線の影響を受けやすい状態です。色素沈着を防ぐため、保護テープの上からも日焼け止めを塗布し、帽子や日傘などで物理的に紫外線を徹底的に遮断しましょう。これは最も重要なポイントです。
  2. 保湿ケアの徹底
    • 肌の再生を促すため、患部を清潔に保ち、高保湿の化粧水やクリームでしっかりと保湿しましょう。肌が乾燥すると、治りが遅れたり、跡が残りやすくなったりします。
  3. 患部への刺激を避ける
    • かさぶたや剥がれた後の新しい皮膚を無理に剥がしたり、触ったり、擦ったりしないようにしましょう。刺激は炎症を悪化させ、色素沈着や傷跡の原因となります。
  4. 規則正しい生活と栄養バランス
    • 十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を心がけることで、肌の代謝が促進され、治癒能力が高まります。特に、ビタミンCやタンパク質は肌の再生に欠かせない栄養素です。
  5. 処方薬や推奨されたケアの継続
  6. 担当医のアドバイスを厳守する
    • 個々のほくろや肌の状態によって、ダウンタイムの経過や必要なケアは異なります。必ず担当医のアドバイスを厳守し、自己判断でケアを変えたり、中断したりしないようにしましょう。

【外部サイト参考】 日本形成外科学会日本皮膚科学会のウェブサイトでは、術後の傷跡ケアに関する一般的な情報が提供されています。より専門的なケアについて知りたい場合は、これらの情報も参考にしましょう。

ダウンタイムを乗り越え、理想の肌へ

ほくろ除去のダウンタイムは、見た目の変化や生活の制限があります。

不安に感じることも少なくありません。

しかし、この記事で解説したように、

  • 施術方法ごとの具体的な期間や経過
  • そして正しいケア方法

を事前に知っておくことで、その不安は大きく軽減されます。

ダウンタイム中は、焦らず、医師の指示を忠実に守りましょう。

肌の回復をサポートすることが何よりも大切です。

適切なケアと心構えがあれば、ダウンタイムを乗り越え、あなたが理想とするクリアな肌を手に入れることができるでしょう。

もし、ほくろ除去のダウンタイムについて、まだ不安や疑問が残っているなら、いつでもHow-to-Lにご相談ください。

美容外科・美容皮膚科勤務経験者である誠が、あなたの「キレイになりたい」という想いを、知識と経験で全力でサポートします。

あなたの肌と心が、より一層輝く未来を心から応援しています。