Midjourneyを使いこなすクリエイターやデザイナーのあなたは、画像生成AIの圧倒的な進化に日々驚きを感じていることでしょう。
しかし、一つ大きな課題がありました。
それは「同じ人物やキャラクターを、異なるシチュエーションやポーズで再現したい」という一貫性の問題です。
どれだけプロンプトを工夫しても、顔や髪型、服装の特徴が変化してしまう。
- シリーズや漫画
- ブランドアイコン
としての活用が難しい状況が続いていました。
2024年、Midjourneyはついにこの問題を解決する画期的な新機能「--cref
(Character Reference)」をリリースしました!
今回の記事は、「Midjourney cref 使い方」を検索している初心者から上級者まで、誰もが最後まで読みたくなるよう、
crefの基本
応用技
2025年最新のトレンド
ビジネス活用可能性
まで網羅したガイドです。
Windows PC、Mac PC、スマホ(iPhone, Android)といったどの環境からでも迷わず使えるよう、手順を画像と実例(20枚以上の画像を使用)で徹底的に解説します。
同一のキャラクターを自由自在に作成し、あなたのクリエイティブな作業を効率化させましょう!
Midjourneyの革新的な機能「cref」とは?
Midjourneyとは?リアルな人物画の生成が可能
Midjourney(ミッドジャーニー)は、プロンプト(テキストでの指示)を入力するだけで、驚くほどリアルで高品質な画像を生成できる最強のAIツールです。
特に、人物やイラストの生成精度が非常に高いことが最大の特徴です。
世界中のクリエイターやアーティストに愛用されています。
最新版のV6やNiji/Nijijourneyモードでは、
- まるで写真のようなリアルな人物
- アニメ風のイラスト
を作れるようになり、その表現力は日々進化しています。
注釈:プロンプト AIに画像を生成させる際に入力するテキスト(呪文)のこと。Midjourneyでは「/imagine」コマンドの後に入力します。
Midjourneyの有料プランで生成した画像は商用利用が可能
Midjourneyを利用する際に重要なポイントは、有料プランで生成した画像は基本的に商用利用が可能であることです。
これは、デザイナーやマーケティング資料を作成するビジネスユーザーにとって大きなメリットとなります。
ただし、利用規約(特に著作権関連の項目)は随時アップデートされる可能性があるため、公式ドキュメント(Midjourney 公式サイト)で必ず確認するように注意しましょう。
同一人物作成に対応!画期的な新機能「cref」のすごさ
これまでMidjourneyの大きな課題だったのが、キャラクターの一貫性を維持することでした。
同じプロンプトを使っても、人物の顔の特徴や表情が毎回異なります。
シリーズ作品や動画の素材として使うのは困難でした。
この問題を解決したのが、最新のパラメータ「--cref
」です。
この機能は「Character Reference」(キャラクター参照)の略で、元になる画像(参照画像)を指定することで、その画像の人物の顔の特徴を、新しい生成画像に統一して反映させることが可能になりました。
これは、
- アニメ制作
- ブランドアイコンの作成
など、特定の人物を継続して使うビジネス活用の幅を広げる、革新的な技術です。
Midjourney crefの使い方:顔を固定する設定手順
ここからは、Midjourneyの同一人物/キャラ作成機能である--cref
の使い方を、初心者でも簡単に理解できるようステップごとに解説します。
参照画像の準備とURLの取得
--cref
を使うには、参照したいキャラクターの顔が写っている画像が必要です。

参照画像のアップロード
- Discordのチャット欄に、元にしたい人物の画像をドラッグ&ドロップするか、アップロードボタン(+ボタン)からアップロードします。
- 画像は、顔の特徴がはっきりわかるクローズアップ写真やイラストがおすすめです。
- 注意点:著作権に配慮した画像を使用しましょう。無料素材サイトの画像や、Midjourneyで自分が生成した画像が最適です。

画像URLの取得(Windows/Mac PC・スマホ共通)
- アップロードした画像をクリックして拡大表示させます。
- 右クリック(またはスマホで長押し)を実行し、「画像リンクをコピー」や「リンクのアドレスをコピー」を選択します。
- これで、
--cref
パラメータに入力するURL(画像アドレス)の準備が完了です。
注釈:画像URL Web上に存在する画像の場所を示しているインターネット上の住所のこと。
/imagineコマンドにcrefパラメータを追加
Discordで画像生成AIのプロンプトを入力する際、通常のテキストプロンプトの最後に--cref
を追加します。
入力例:
/imagine prompt: a girl sitting in a modern cafe, full shot, high quality photo, --cref [コピーした画像URL]
- [コピーした画像URL]の部分に、先ほど取得したURLをそのまま貼り付けます。
--cref
とURLの間には必ず半角スペースを入れてください。
Midjourney 顔指定の基本:crefが反映される範囲
--cref
は、主に参照画像の「顔」の特徴(目、鼻、口、輪郭などの造作)を新しい生成画像に反映させる機能です。
画像生成AI ポーズ指定や背景は、プロンプト本文の指示に基づくため、顔を固定しつつ、シチュエーションやポーズを自由自在に変化させることが可能になります。


生成結果の確認と調整
プロンプトを実行すると、参照画像の顔の特徴を持った新しい画像が出力されます。
- 同一人物の顔が作れているか確認します。
- もし、あまり似ていない場合は、プロンプトをより詳細に書き換える(例: 髪型や髪の色などを追記)か、次に紹介する
--cw
パラメータを使って調整します。

cref応用編:服装・スタイルを固定する--cwパラメーターの活用術
「cref」の応用技「–cw」とは?(知識・鮮度)
--cw
(Character Weight:キャラクターの重み)パラメータは、--cref
とセットで使うことで、参照画像の「顔」以外の要素(服装、髪型、全体の雰囲気など)をどの程度新しい画像に反映させるかを数値で調整する機能です。
cw値 | 意味 | 反映される要素 |
--cw 100 | 最大の重み(デフォルト) | 顔の特徴、服装、髪型、色などの全体のスタイルを強く反映。Midjourney cref 服装も固定したい場合に最適。 |
--cw 50 | 中間の重み | 顔の特徴を維持しつつ、服装やスタイルはプロンプトの指示を優先。バランスを取るのにおすすめ。 |
--cw 0 | 最小の重み | 顔の造作のみを反映させ、服装や髪型は完全に無視し、プロンプト本文の指示に従う。(Midjourney 顔指定のみに特化したい場合) |
--cwを使った同一キャラ・服装の生成手順
例:参照画像の顔を維持しつつ、新しい服装に変えたい場合
- プロンプトに
--cw 0
を追加して、服装の重みをゼロにします。 - プロンプト本文で新しい服装を明確に指示します。
/imagine prompt: a girl sitting in a modern cafe, wearing a red jacket, full shot, high quality photo, --cref [画像URL] --cw 0
- 結果:顔は同じ人物の特徴を保ちながら、服装のみが赤いジャケットに変化した画像が作れます。



Midjourney キャラクター 一貫性を保つ秘訣
--cref
と--cw
を使いこなす秘訣は、参照画像とプロンプト本文で、
- 髪型
- 髪の色
- 目の色
など、キャラクターの核となる特徴を細かく指定します。
--cw
の値をシチュエーションに合わせて調整することです。
Midjourney cref 複数枚の参照画像を使う方法
--cref
は基本的に1枚の参照画像を入力しますが、複数の画像を使うことで、より柔軟なキャラクター作成が可能です。
1. 2枚以上の画像をアップロード
- 顔の画像と、服装・ポーズの画像など、異なる情報を持った複数枚の画像を用意します。

2. 複数のURLを結合して入力
- 各画像のURLを取得し、プロンプト内で
--cref
パラメータにそれらを全て連続して入力します。(Midjourney cref 複数 対応)/imagine prompt: ... --cref [顔URL] [服装URL] --cw 80
- この場合、Midjourneyは複数の画像データを統合し、より多様な情報を参照して画像を生成します。

Midjourneyをさらに進化させる関連パラメータ
Midjourneyのキャラクター生成を極めるには、--cref
以外の関連パラメータを使いこなすことが必要不可欠です。
Midjourney スタイル指定:画風を統一する --sref
--sref
(Style Reference:スタイル参照)パラメータは、--cref
が人物の「顔」を固定するのに対し、「画風」や「テイスト」を固定したい場合に使う画期的な機能です。
- 使い方:参照したいスタイルの画像(例: 水彩画風、サイバーパンク風のイラストなど)のURLを取得し、
--sref [スタイルURL]
と入力します。 - 活用:
--cref
でキャラの顔を固定し、--sref
で絵本や漫画のような特定の画風を統一することが可能になります。


ポーズを指定する --arとプロンプトの工夫
--cref
は顔の一貫性には強いですが、ポーズや構図を指定するのはプロンプト本文やアスペクト比(--ar
)の役割です。
- プロンプト本文に「sitting on a bench」(ベンチに座っている)「full shot」(全身)といったポーズ指示を入れることで画像生成AI ポーズ指定を試みます。
--ar 16:9
(横長の動画向けサイズ)や--ar 3:4
(SNSの投稿向けサイズ)を使うことで、人物の全体の構図を調整します。
Niji Journeyモードでの活用
Nijijourneyは、Midjourney内でアニメやイラスト向けの画像生成に特化したモデルです。
--cref
はNijijourneyでも使えます。プロンプトの最後に--niji 5
などを追加することで、イラスト調のキャラクター一貫性を維持できます。

新機能crefによるビジネス可能性と収益化
クリエイティブな作業を効率化する
--cref
の登場により、キャラクター制作時間は大幅に短縮されました。
- 漫画・絵本制作:主人公の顔の一貫性を維持し、様々なシチュエーションでの素材を効率よく生成できます。
- マーケティング・広告:ブランドアイコンやイメージキャラクターの顔を固定し、SNS、Web、資料など多様なメディアで統一感のある表現を実現します。
- アフィリエイト記事:特定の人物が商品を持っている画像を大量に生成し、記事の説得力を高めることができます。
収益源としての活用
PC・テクノロジー系のブログにとって、画像生成AIは非常に収益化の可能性が高いジャンルです。
- アドセンス:crefの使い方を知りたいユーザーは、デザイナーやクリエイター層が多く、クリック率の高い広告単価を得やすい傾向にあります。
- アフィリエイト:
- Midjourneyの有料プランへの誘導。
- CanvaやCapcutなどの生成画像を編集するツールや、より高度な画像編集スキルを学べるオンライン講座やスクールの紹介。(アフィリエイト)
AIO・GEO・LLMO対策への応用
AI技術解説記事は、最新の検索トレンドに対応し、将来の検索エンジン最適化(AIO/LLMO/音声検索)に強く対応できるコンテンツ設計が不可欠です。
- AIO/LLMO(生成AI検索):「Midjourney cref 使い方を知りたい」「同じ顔のキャラを作る方法」などの問いに、画像付き手順説明とFAQで簡潔に回答できる構成になっています。
- 音声検索:手順を番号付きで詳細に解説し、「ステップ」や「手順」といった明確な言葉を使うことで、音声での読み上げにも適しています。
Midjourney関連の回遊率を高める子記事・内部リンク提案
本記事は親記事(ピラーコンテンツ)として、読者の様々な悩みを解決する関連記事をご用意しております。
Midjourney関連記事
- 内部リンク 1:【Midjourney V7最新】ドラフトモードの使い方・パーソナライズ設定とV6との比較
- 内部リンク 2:【2025年版】Midjourney Web版の使い方完全ガイド!Discord 不要で始める 方法と新機能
よくある質問と回答(FAQ)
Midjourney crefの利用には料金がかかりますか?
cref機能自体に追加料金はかかりません
--cref
機能自体の利用には追加の料金はかかりません。
Midjourneyの有料プラン(Basic、Standard、Proなど)に加入していれば、通常の/imagine
コマンドと同じように使うことが可能です。
現在、Midjourneyには無料版がないため、利用には必ず有料プランの契約が必要です。
crefで顔は固定できても、服装や髪型は変わってしまうのはなぜですか?
--cw
(Character Weight)の値が影響しています
--cref
は主に「顔」の造形を参照する機能です。
デフォルトの--cw 100
でも、服装や髪型はプロンプト本文の影響を強く受けます。
特に、ポーズやシチュエーションを変えると、服装の変化が生じやすいです。
完全に顔のみを固定し、他の全てをプロンプトに従わせたい場合は、--cw 0
を使ってみてください。
服装を固定したい場合は、--cw 80
程度に調整しましょう。
プロンプトにも「wearing an orange shirt」などの詳細な指示を入れることが重要です。
cref機能はNijijourney(イラストモード)でも使えますか?
Nijijourneyでもcrefは有効です
はい、--cref
はNijijourney(--niji
モード)でも有効に使えます。
イラスト特化のNijijourneyで--cref
を使うことで、アニメ風や漫画風のキャラクターの「顔の特徴」を一貫性を保って生成することが可能になります。
画風(スタイル)を統一したい場合は、--sref
も併用するのがおすすめです。
(スタイル指定とキャラクター一貫性の両立)
cref機能はスマホ(iPhone/Android)でも使えますか?
Discordアプリがあればスマホでも操作可能です
MidjourneyはDiscord上で動作するツールなので、iPhoneやAndroidのDiscordアプリがあれば、PCと全く同じように/imagine
コマンドと--cref
パラメータを使って画像を生成できます。
参照画像のURLを取得する際の操作方法(長押し)がPCと異なる程度です。
crefであなたのクリエイティブを次のレベルへ
本記事で解説したMidjourneyの--cref
(Character Reference)機能は、同一人物/キャラクターを自由自在に生成し、一貫性を保つための最強のツールです。
crefで顔を固定し、--cw 0
で服装・ポーズをプロンプト本文で制御する方法をマスターすれば、あなたの創作活動は間違いなく次のレベルへ進みます。
Midjourneyは進化のスピードが非常に速いため、最新の機能情報や限定情報を常にチェックすることが重要です。
ぜひ、今回の知識を活かして、あなただけの完璧なキャラクターを作り出してみてください。
当サイトでは、Midjourneyのプロンプト技や--sref
(スタイル指定)など、AIテクノロジーを使いこなすための解説記事を多数公開しています。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事もぜひご覧ください!
(サイト外リンク)