【Midjourneyとは?】始め方・使い方からプロンプトのコツ、料金、商用利用まで徹底解説【2025年最新版】

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Midjourneyの魔法のポータルから高品質なデジタルアートが流れ出る様子。PCとスマホが横に置かれ、どのデバイスでも利用できることを示唆。 AI テクノロジー解説
AI画像生成ツールMidjourneyの使い方、料金、商用利用まで、初心者でも簡単に理解できる情報をすべて網羅して解説します。
  • 「Midjourneyってよく聞くけど、何がすごいの?」
  • 「プロ並みのAIイラストを自分で作ってみたいけど、Midjourney 使い方が難しそう…」

もしあなたが、AI画像生成の最前線に立つMidjourney(ミッドジャーニー)に興味を持ちつつも、

  • 始め方
  • プロンプトのコツ
  • 商用利用のルール

に不安を感じているなら、この記事がそのすべてを解決します。

Midjourneyは、テキストの指示(プロンプト)を入力するだけで、驚異的なクオリティの画像を生成できる、今世界で最も注目されている画像生成AIサービスです。

この記事を読むとられる知識(知識・解決)

この記事は、AIイラストに関心のある個人クリエイターから企業のデザイナー、マーケターの方まで、幅広い読者を想定しています。

以下の内容を網羅的に解説します。

  1. Midjourney基本始め方:初心者でも迷わずにアカウントを作成し、画像生成を開始できる手順を詳細に説明します。
  2. プロの技術:高品質な画像を思い通りに出力するためのプロンプトの書き方や、最新の応用機能をマスターできます。
  3. ビジネス活用:Midjourney 料金プラン一覧と、収益化を目的とした商用利用の権利や注意点を明確に理解できます。

さあ、Windows PC、Mac PC、スマホ(iPhone/Android) のどのデバイスからでも利用可能なMidjourneyの世界へ飛び込み、あなたのクリエイティブなアイデアを無限大に発展させましょう。

  1. Midjourneyとは?基本と特徴
    1. Midjourneyの概要と仕組み
    2. Midjourney Web版への移行と現在の要件
  2. Midjourneyの始め方と使い方
    1. Midjourneyアカウントの登録手順
  3. Midjourneyでできることと画像生成の使い方
    1. 高品質な画像を生成する基本操作
    2. プロの仕上がりを実現するカスタマイズ機能
    3. 旧バージョンに切り替えて使う方法
  4. Midjourneyプロンプトのコツと応用テクニック
    1. 成功に導くプロンプト作成の基本
    2. 応用を極める パラメータとコマンド
  5. Midjourney Web版の最新情報と競合サービスとの違い
    1. Midjourney Web版の機能とメリット
    2. Midjourney 競合サービスとの徹底比較
  6. Midjourney 料金プランと商用利用の詳細
    1. Midjourney 料金プラン一覧(2025年版)
    2. Midjourneyで生成した画像の商用利用について
  7. MidjourneyとWeb版の始め方・登録の手順
    1. Midjourneyを始めるための要件と準備
    2. 登録から画像生成までの手順
  8. Midjourneyを使いこなす 上での注意点と豆知識
    1. Discordでの画像整理とWeb版への移行
    2. 競合AIと連携した効率化の方法
    3. 商用利用時に知っておくべき著作権の課題
  9. MidjourneyとAIイラストの最新トレンド2025
    1. V6モデルとWebアルファ版の進化
    2. AIイラストの市場とクリエイターの役割
  10. Midjourney関連のよくある質問
    1. Q1. Midjourneyで日本語は使えますか?
    2. Q2. 無料でMidjourneyを利用する方法はありますか?
    3. Q3. 生成した画像はどこに保存されますか?
  11. Midjourneyでクリエイティブを加速させよう
    1. 記事内で言及した関連 情報 リンク

Midjourneyとは?基本と特徴

Midjourneyの概要と仕組み

Midjourneyは、Discordというチャットツールの中で動作する画像生成AIサービスです。

ユーザーがテキストで指示(プロンプト)を入力すると、人工知能の力で数秒から数分の内に高い芸術性を持ったビジュアル作品を作成できます。

  • 開発:サンフランシスコに拠点を置く独立した研究所、Midjourney Inc (デイビット・ホルツ 氏 設立)によって運営されています。
  • 技術:Midjourneyは深層学習(ディープラーニング)という機械学習技術を使用しています。大量の画像 データを学習することで、人間の指示から画像を「想像」して生成する仕組みです。

Midjourneyの特徴と従来の画像生成AIとの違い

特徴詳細
圧倒的な芸術性・クオリティ特にアートや幻想的な風景、映画のワンシーンのような高品質なビジュアルの生成に優れています。プロのデザイナーの作品と見間違えるほどの精度を誇ります。
シンプルな操作性基本的な操作はチャットツールのDiscord(ディスコード)注釈1を通して行います。複雑な専門知識は不要です。初心者でも簡単に始められます。
最新版(V6など)の進化Midjourneyは短期間でバージョンアップを繰り返しています。最新版ではプロンプトの指示への忠実性やリアルな手や人物の表現が大幅に向上しています。

注釈1:Discord(ディスコード) ゲームユーザーやコミュニティの間で広く使われる、音声・テキストチャットのサービス。Midjourneyはこのプラットフォーム上で画像生成機能を提供しています。

Midjourney Web版への移行と現在の要件

Midjourneyの大きなな最新情報として、2024年から順次、Discordを介さずにWebブラウザから直接に操作できる「Midjourney Web版」への移行が進んでいます。

Midjourneyを利用できるユーザーの要件

項目詳細
利用開始要件原則として、有料のサブスクリプションプランに加入しているユーザーが対象です。無料トライアルは現在、廃止されています。
Discord現在でもDiscordのアカウントは必須です。Discordサーバーに「Midjourney Bot」を招待して画像生成を行います。
対応デバイスWindows PC、Mac PCのブラウザのほか、スマホ(iPhone/Android)のDiscord アプリやWebブラウザから操作が可能です。場所を問わずに生成できます。

Midjourney Web版は、Discordの操作に慣れていないという初心者にとって、よりに直感的で使いやすい画面を提供しています。

生成した画像の管理や編集を効率化します。

Midjourneyの始め方と使い方

Midjourneyアカウントの登録手順

Midjourneyの画像生成を体験するステップは非常に簡単です。

Discordのチャットにコマンドを入力するだけです。

  1. Midjourney サーバーに参加:DiscordでMidjourneyの公式 サーバーに参加し、左側にある「NEWCOMER ROOMS」欄の「newbies-〇〇」のような初心者ルームを選択します。
  2. コマンドの入力:チャット 欄に「/imagine」と入力すると、「prompt」という文字が表示されます。
  3. プロンプトの作成:promptの後に、生成したい画像のイメージを英語で記述(プロンプトの入力)し、送信します。例:「/imagine prompt: a cute cat wearing a spacesuit, highly detailed, cinematic lighting
  4. 画像生成の待機:約1分程度の時間で、AIが指示に基づいた4枚の画像を提案してくれます。

この手軽な操作こそが、Midjourneyが初心者からプロまで幅広く支持される理由の1つです。

宇宙服を着た、可愛らしい 猫が宇宙の岩に座っている高精細な画像。プロンプトの具体例。
Midjourneyプロンプトの書き方具体例

Midjourneyでできることと画像生成の使い方

高品質な画像を生成する基本操作

プロンプトを入力し4枚の画像が表示された後、画像の下に表示されるボタンを使用して操作を行います。

ボタン意味使い方
U1 / U2 / U3 / U4Upscale(アップスケール)選んだ画像(左上から1、2、3、4)を高解像度化(アップ)し、個別の画像として出力します。
V1 / V2 / V3 / V4Vary(別パターンを生成)選んだ画像をベースに、似た構図やスタイルで4枚の別のバリエーション(variation)を再生成します。
🔄Reroll(再生成)プロンプトはそのままに、全く新しい4枚の画像を生成し直します。期待した結果にならなかった場合に使用します。
MidjourneyのDiscord 画面のスクリーン ショット。生成された画像の下にUとVのボタンが表示されている操作 画面。
基本 操作:Upscale (U)と Variation (V)

プロの仕上がりを実現するカスタマイズ機能

既存画像雰囲気反映させる「Style Reference」

Style Reference(スタイルリファレンス)は、新しい画像を生成する際に、すでに存在する画像の画風や色のトーン、質感といった「スタイル」を参照させる機能です。

  • 使い方:プロンプトの末尾に「--sref」パラメータと参照したい画像のURLを追記します。
  • 効果:例えば、「アニメ風」のイラストのURLを指定すれば、テキスト 指示の内容がそのスタイルで表現されます。
浮世絵(葛飾北斎など)の画風を適用した、幻想的な未来の都市の画像。Style Referenceの利用例。
Style Referenceで画風を指定する応用例

画像一部分だけを変更する「Vary(Region)」

Vary(Region) 機能は、アップスケール 後の画像の「特定の部分」だけを選択します。

プロンプトで指示を追記して再生成できる機能です。

  • 例:生成された人物の目の色だけを青に変更したい、背景の一部に花を追加したい、といった細部の調整が可能になります。画像編集 ソフトを使わずに直感的な修正が行えるため、制作の効率が向上します。

旧バージョンに切り替えて使う方法

Midjourneyの最新版(V6や最新モデル)は 高性能ですが、過去のバージョンには特有の画風や得意な表現があります。

あえて旧バージョンを使うことで、最新のモデルでは得られない独特の雰囲気を楽しむことも可能です。

  • 方法:プロンプトの末尾に「--v 5.2」のように、バージョンを指定するパラメータを付け加えて入力します。
1980年代のネオンが光る レトロなダイナーと古い 車。Midjourney V5.2で生成されたノスタルジックな画像。
旧バージョン V5.2を使ったレトロ風表現

Midjourneyプロンプトのコツと応用テクニック

Midjourneyを使いこなす上で最も重要な要素は、AIへの指示となる「プロンプト」の質です。

プロが実践するプロンプト作成の基本と応用技術を解説します。

成功に導くプロンプト作成の基本

AIにイメージ通りの画像を生成させるためには、簡潔かつ明確な記述が重要です。

  1. 主語、場所、アクションを明確に:「A cute cat」(可愛い 猫)、「in a cyberpunk city」(サイバーパンクな都市で)、「drinking coffee」(コーヒーを飲んでいる)のように、要素を具体的に記述します。
  2. 品質向上のためのキーワードを追加:「highly detailed」(高精細)、「cinematic lighting」(映画のような照明)、「8k」、「masterpiece」(傑作)などのワードを加えることで、出力のクオリティが大幅に向上します。
  3. 重要な単語には「プロンプトウェイト」を適用:重要度を高めたい単語の後に「::2」などの数字を付与します。例:「/imagine prompt: cat::2, dog::1, in a park」(猫を犬よりも重視する指示となります)

応用を極める パラメータとコマンド

Midjourneyのプロンプトの可能性は、「--」から始まるパラメータを使いこなすことで無限に広がります。

パラメータ意味具体的な使い方効果
--arアスペクト比(縦横比)--ar 16:9(横長の動画比率)画像のサイズと構図を指定します。Webサイトの背景やYouTubeのサムネイルなどに最適です。
--chaosカオス(多様性)--chaos 50(0〜100で指定)プロンプトからの逸脱度を調整します。高い数値を指定すると予測不能で大胆な作品が生まれる 可能性があります。
--styleスタイル--style rawAIの「美的な調整」を抑えましょう。写真のような写実的な表現や忠実な出力を重視します。
/describe画像の説明アップロードした画像に対して実行既存の画像を分析します。その画像を生成するためのプロンプトを4つ提案してくれます。プロンプト学習に最適なツールです。
アスペクト 比(1:1、16:9、2:3)の違いを示した同じ風景画像の比較 グリッド図。
アスペクト比 (–ar) パラメータ比較
MidjourneyのDiscordで**/describeコマンドを実行し、アップロード 画像から4つのプロンプトが生成されている画面のスクリーンショット。
プロンプト学習に最適な/describeコマンド

Midjourney Web版の最新情報と競合サービスとの違い

2025年現在、MidjourneyはDiscord中心の操作から、より直感的なWebブラウザ版への移行を進めています。

また、他の強力な画像生成AIとの違いを理解することは、あなたの目的に最適なツールを選ぶ上で重要です。

Midjourney Web版の機能とメリット

Web版は、Discordのチャット履歴に埋もれがちだった過去の作品を効率的に管理します。

より高度な機能を提供します。

  • 高度な画像管理:生成履歴をフィルターやキーワードで簡単に検索・整理でき、作品のポートフォリオ作成が容易になります。
  • 直感的な設定操作:アスペクト比やモデルバージョンなどのパラメータ設定が、プロンプトに手動で入力することなく、画面上のメニューから直感的に調整可能になります。
  • 今後の可能性:将来的には、画像編集ソフトと同様の機能が搭載され、AIを使った画像の修正や調整がさらに手軽に行えることが期待されています。
Midjourney Web版のギャラリー インターフェイスのモックアップ。画像 管理とフィルタリング 機能が強調されたデザイン。
Midjourney Web版の高度な画像管理画面

Midjourney 競合サービスとの徹底比較

画像生成AIの業界は日々進化しています。

Midjourneyの他にも高性能なサービスが存在します。

特に注目の「Stable Diffusion」と「DALL-E 3」と比較しました。

Midjourneyの強みを明確にします。

サービス名強み(Midjourneyとの違い)最適なユーザー
Stable Diffusion注釈2無料で利用可能なモデルが豊富。PCにインストールして自分の環境で実行できる(GPU 必須)。アニメ風のイラスト生成に強みを持ち、カスタマイズ性が最も高い。PCスペックに自信があり、カスタマイズを追求したいプロクリエイターやエンジニア。
DALL-E 3OpenAI 開発。ChatGPTと連携しています。自然言語での指示の理解度が非常に高い。プロンプトが苦手でもイメージ通りの画像を生成しやすい。ChatGPTのユーザーで、簡潔なプロンプトで商業利用目的の画像を作りたいマーケター。
Midjourney芸術性、写真のようなリアリティ、抽象的な表現力で他を圧倒。プロのデザイナーが求める クオリティに最も近い作品を安定して出力できる。美術作品やハイクオリティなビジュアルを重視するデザイナー、個人クリエイター。

注釈2:Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン) 無料で公開されているオープンソースの画像生成AI。ローカル環境での実行やモデルの改変が可能なため、AIイラストコミュニティで広く利用されています。

DALL-E 3で生成された、レシピの指示に正確に従って料理をする ロボットのイラスト。
競合サービス DALL-E 3の生成例

Midjourney 料金プランと商用利用の詳細

Midjourneyは有料サービスですが、その料金は無制限に近い高速生成時間や商用利用の権利に見合ったものです。

収益化を目指すあなたにとって重要な料金と利用規約の最新情報を整理します。

Midjourney 料金プラン一覧(2025年版)

Midjourneyの料金体系は、画像を高速で生成できる「Fast GPU Time注釈3」の時間に基づいて設定されています。

プラン名月額料金 (月払い)年間料金 (年額払い)Fast GPU 時間Relax モードステルスモード商用利用許可
Basic Plan10ドル (約 1,600円)96ドル (約 15,360円)3時間なしなし
Standard Plan30ドル (約 4,800円)288ドル (約 46,080円)15時間あり(ほぼ 無制限)なし
Pro Plan60ドル (約 9,600円)576ドル (約 92,160円)30時間あり(ほぼ 無制限)あり
Mega Plan120ドル (約 19,200円)1152ドル (約 184,320円)60時間あり(ほぼ 無制限)あり

注釈3:Fast GPU Time(ファストGPUタイム) 高性能なGPU(グラフィック処理ユニット)を使った高速な画像生成時間のこと。時間を使い切っても「Relax モード」や追加購入で生成を続けられます。

収益化を目指すなら Standard Planがおすすめ

Basic Planは手軽ですが、Relax モードがないため、大量に生成する際はすぐにFast時間を使い切ってしまいます。

ブログ運営やアフィリエイトの素材作成など、収益を目的に画像を多く使う場合は、無制限に近い 「Relax モード」が使える「Standard Plan」が最も費用対効果が高く、おすすめです。

Midjourneyで生成した画像の商用利用について

Midjourneyで生成した画像は、原則としてどの有料プランでも商用利用が許可されています。

ただし、重要な注意点があるため、利用規約(公式サイトで確認可能)を必ず チェックしましょう。

  • 企業での利用:年間の総収入が100万ドル(約1億5千万円)以上の大企業の場合は、「Pro Plan」または 「Mega Plan」の購入が必要となります。
  • 著作権の帰属:生成された作品の著作権は、有料サブスクリプションユーザーであるあなた自身に帰属します。ブログやSNSでの収益化、販売、広告利用などが自由に行えます。
  • 非公開設定(ステルスモード):生成した画像はデフォルトで公式ギャラリーに公開されますが、Pro Plan 以上に加入すれば、「/stealth」 コマンドで非公開設定(ステルスモード)が可能です。ビジネス上、アイデアを秘密にしたい 場合に必須の機能です。

[サイト外 リンク] Midjourney公式Webサイト:https://www.midjourney.com/(Midjourneyの最新情報や利用規約を確認できます。)

鍵のマークと「Private Portfolio」の文字が表示された非公開のWebギャラリーのイメージ。ステルスモードを示唆。
商用利用時の非公開設定 (ステルスモード)

MidjourneyとWeb版の始め方・登録の手順

Midjourneyの魅力を知ったあなたが、最初に踏み出すべき 「始め方」の手順を、PCとスマホのどちらからでも行えるようわかりやすく解説します。

Midjourneyを始めるための要件と準備

MidjourneyはDiscord上のサービスとしてスタートしたため、現在でもDiscordのアカウントが必須です。

  1. Discordアカウントの作成:Midjourneyを利用するために、まず 「Discord」のアカウントが必要です。公式サイトまたはアプリからメールアドレスで簡単に登録できます。
  2. 有料プランの加入:2023年 3月の無料トライアル廃止後、現在は有料プランへの加入が必須となっています。(前述の料金プランを参考に、あなたの用途に合ったものを選択しましょう。)
  3. 推奨環境:画像生成自体はMidjourney側のサーバーで行われるため、あなたのPCやスマホのスペックは気にする必要がありません。Windows PC、Mac PC、iPhone、Androidのどの デバイスからでもブラウザまたはDiscordアプリを使って利用可能です。
Discordのアカウント登録画面のUIデザイン。メールアドレスやユーザー名入力欄が表示されている。
Midjourney 利用に必要なDiscord 登録画面

登録から画像生成までの手順

Midjourneyの利用開始は、Discord連携を行い、サブスクリプションに加入すれば完了です。

MidjourneyとDiscordのアカウント 連携を**「** Authorize(認証)」する許可 画面のスクリーン ショット。
DiscordアカウントとMidjourneyの連携

1. DiscordアカウントとMidjourneyの連携

Midjourneyの公式サイトにアクセスします。

「Sign Up」または「Join the Beta」ボタンからDiscordアカウントでログインします。

その後で連携を許可します。

Midjourneyの料金プラン(Basic、Standard、Pro)が表示され、支払い情報入力欄があるサブスクリプション購入画面のモックアップ。
Midjourney 有料プラン ( サブスク ) 選択画面

2. 有料プランの選択と支払い

連携後、Discordのチャット欄で「/subscribe」と入力するか、Web版の「My Account」メニューから料金プランを選択します。

支払い方法(クレジットカードなど)を入力して契約を完了させます。

3. Midjourney サーバーに参加する方法

支払い完了後、公式サーバーに招待されます。

Discordの左側メニューからMidjourneyのアイコンをクリック。

「newbies-〇〇」の部屋に参加すれば、すぐに画像生成を始められます。

Midjourneyを使いこなす 上での注意点と豆知識

Midjourneyの利用をより快適に、そして 安全に行うために、知っておくべき重要な点と、生成効率を上げる知識を紹介します。

Discordでの画像整理とWeb版への移行

Discordの初心者ルームで画像を生成し続けると、自分の作品が他のユーザーの生成と混ざり表示され、履歴の確認が困難になります。

  • ダイレクトメッセージ(DM)での生成:Midjourney BotとのDMでプロンプトを入力すれば、他の人に見られることなく、自分だけの履歴として画像を生成・管理できます。まず Botに話しかけ、「/imagine」を試してみましょう。
  • Web版の活用:Web版のギャラリーは自動的にあなたの生成履歴を整理してくれます。検索機能も充実しており、後から過去の作品を探す 際に非常に役立ちます。
Midjourney Botとのダイレクトメッセージ(DM)画面のスクリーン ショット。自分の生成履歴だけが表示されている。
プライベートな画像生成が可能なBotDM

競合AIと連携した効率化の方法

Midjourneyは優れた画像生成ツールですが、「プロンプト作成」を 他のAIに任せることで、さらなる 効率化が図れます。

  • ChatGPTやGeminiでのプロンプト作成:「こういう イメージの画像をMidjourneyで作りたい」と ChatGPTやGeminiなどの大規模言語モデル(LLM)に日本語で指示し、その AIに「MidjourneyのV6 用の英語プロンプトを作成して」と依頼します。複雑な構図や画風の指示が苦手な場合に非常に有効です。

商用利用時に知っておくべき著作権の課題

画像生成AIを商用で使う上で、「著作権」は最もデリケートな問題です。

  • 似せすぎに注意:Midjourneyの利用規約では著作権がユーザーに帰属するとされていますが、特定の既存作品や有名アーティストの画風に「似せすぎた」画像は、著作権や肖像権を侵害するリスクを伴います。
  • 特定の名前を含めない工夫:プロンプトに「特定の漫画家の名前風」など、固有名詞を含めることは避けるべきです。あくまで 「スタイル」や 「雰囲気」を言葉で描写するように工夫しましょう。
特定のアーティスト 名を使わず、「 叙事詩的なファンタジー 油絵 風」といった抽象的な言葉で作成された未来の戦士の肖像画
著作権回避のためのプロンプト例

MidjourneyとAIイラストの最新トレンド2025

2025年の画像生成AIは、技術の進化により新たなフェーズに入っています。

Midjourneyも例外ではありません。

最新のトレンドと限定情報を解説します。

V6モデルとWebアルファ版の進化

Midjourneyの最新モデルである「V6」、そしてWebアルファ版の限定機能は、今後の画像生成の常識を変える可能性を秘めています。

  • プロンプトの忠実度の向上:V6では、「--style raw」オプションが強化されました。入力したプロンプトに対する忠実度が大幅に向上しました。微妙なニュアンスや細部の指示が、より正確に画像に反映されるようになっています。
  • Webアルファ版の限定機能:Webアルファ版のユーザーには、「 Inpainting」や 「 Outpainting」など、画像の一部修正や背景を拡張する機能が先行して提供されています。これらは従来のDiscordコマンドでは実現できなかった高度な画像編集機能です。
V6 モデルで生成された、葉の上の露滴に朝日が映り込んでいる超 高解像度の接写(マクロショット)画像。
V6モデルによる高精細なマクロ描写

AIイラストの市場とクリエイターの役割

AIによる画像生成は、イラストレーターやデザイナーの仕事を奪うものとして捉えられがちですが、実際には新たな創作の可能性を広げています。

  • アイデアの視覚化:AIは「アイデア」を 高速で視覚化する強力なツールです。プロクリエイターはAIを「作画担当」ではなく 「 構図やトーンを提案するブレスト相手」として 活用する時代に移行しています。
  • AIイラストの収益化:Midjourneyで生成した高品質な画像は、Stock素材サイトでの販売、ブログのアイキャッチ画像、ゲームのコンセプトアートなど、幅広い 用途で収益を生み出す可能性を持っています。
元の画像の背景が自然に広く拡張されている画像。Outpainting 機能の利用例。
Web版 限定機能 Outpaintingの例

Midjourney関連のよくある質問

Q1. Midjourneyで日本語は使えますか?

A. Midjourneyは日本語のプロンプトにも対応しています。

しかし、現在のところ、複雑なニュアンスや専門用語を含めた場合、英語のプロンプトの方がより正確にイメージが伝わります。

高品質な画像が生成される傾向があります。

初心者の方は、まず日本語で試してみて、より細かく指示したい場合は翻訳ツールを使って英語に変換して入力する方法がおすすめです。

日本語がきちんと処理されていない場合には以下のような画像になります。

単純な日本語プロンプトと詳細な英語プロンプトで生成した画像のクオリティの差を示した比較図。
日本語VS英語プロンプト 品質比較

Q2. 無料でMidjourneyを利用する方法はありますか?

A. 2023年3月に無料トライアル期間が廃止され、現在はBasic Plan以上の有料プランへの加入が必須となっています。

無料で画像生成AIを試したい場合は、Stable DiffusionのWebサービスやBing Image Creator(DALL-E 3搭載)など、他の無料提供されているサービスを利用することを検討しましょう。

Stable Diffusionをスマホで使う方法!無料でAIイラストを作成する初心者向けガイド

Q3. 生成した画像はどこに保存されますか?

A. 画像は以下の2ヶ所に保存されます。

  1. Discord上のチャット履歴:生成時のチャット(DMまたはサーバー)内に履歴として残ります。右クリックや長押しから 保存操作が可能です。
  2. Midjourney公式Web版のギャラリー:公式サイトにログインすると表示される「Home」ページに、すべての生成履歴が自動的に保存・整理されています。
日付やキーワードで整理された生成履歴が時間 順に一覧 表示されているMidjourney Web版のギャラリー画面。
Web版ギャラリーによる履歴管理

Midjourneyでクリエイティブを加速させよう

Midjourneyは、プロのデザイナーからAIイラストを楽しむ 初心者まで、すべてのクリエイターに新たな創造の扉を開く 強力な画像生成AIです。

この記事で解説した通り、Midjourneyの最大の魅力はその 「 芸術性」と 「 リアリティ」の 高さにあります。

競合サービスも優れていますが、Midjourneyは特に ビジュアルクオリティを追求する方にとって最適な選択肢となるでしょう。

今日からDiscordで「/imagine」と入力します。

あなただけのイメージを世界に1つだけの作品として生み出してみましょう。

まずは Basic Planで試してみて、本格的に収益化を目指すなら Standard Planへの移行をおすすめします。

Midjourneyを使いこなす ことで、あなたのクリエイティブな活動は大きく加速するはずです。

記事内で言及した関連 情報 リンク

  1. Discord公式ウェブサイト:https://discord.com/(アカウント作成ページへ)
  2. Stable Diffusion Web UI GitHub:[]https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui(上級者向けのカスタマイズ情報)
  3. DeepL翻訳:[https://www.deepl.com/ja/translator](プロンプト翻訳ツールへ)
  4. Bing Image Creator:[https://www.bing.com/create](無料画像生成サービスへ)