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イボを自分で取るのは危険?種類や治療法、費用相場を解説

イボを自分で取るのは危険?種類や治療法、費用相場を解説

イボは、ウイルス感染や紫外線、加齢などによってできる皮膚のできものです。

見た目が気になるだけでなく、痛みや痒みなどの症状が出ることもあります。

イボは自分で取ろうとすると、かえって悪化してしまうこともあるため、注意が必要です。

目次

イボとは

イボは、皮膚のできものの一種です。

  • ウイルス感染
  • 紫外線
  • 加齢

などによってできます。

イボには、大きく分けて以下の2種類があります。

ウイルス性のイボ

ウイルスが原因でできるイボです。

  • 尋常性疣贅
  • 水いぼ
  • 尖圭コンジローマ
  • 青年扁平疣贅

が多く聞かれる名称です。

紫外線や加齢によるイボ

紫外線や加齢によってできるイボです。

  • 脂漏性角化症
  • 軟性繊維種

が多く聞かれる名称です。

ウイルス性のイボの種類

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

尋常性疣贅は、最も一般的なイボです。

手や足にできることが多いです。

ウイルスの一種であるヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされます。

HPVは、皮膚の表面を傷つけた時に感染します。

尋常性疣贅は、盛り上がった丸い形をしています。

色は肌と同じか、少し濃い場合があります。

触るとざらついた感触があります。

尋常性疣贅は、自然に治ることもあります。

しかし、治るまでに数か月から数年かかることもあります。

尋常性疣贅の治療には、以下の方法があります。

  • 市販薬(ヨクイニン、サリチル酸)
  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療)

水いぼ

水いぼは、子供に多いイボです。

顔や手足にできます。

ウイルスの一種である伝染性軟属腫ウィルスによって引き起こされます。

小さな傷や毛穴からウイルスが侵入します。

皮膚の細胞に感染します。

水いぼは、小さな丸い水ぶくれの集まりです。

色は肌と同じか、少し白っぽい場合があります。

水いぼは、自然に治ることもあります。

しかし、治るまでに数か月から数年かかることもあります。

水いぼの治療には、以下の方法があります。

  • 市販薬(ポピドンヨード、ヨクイニン、ビダラビン軟膏)
  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療)

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、性器にできるイボです。

性感染症の一種です。

ウイルスの一種であるヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされます。HPVは、性行為によって感染します。

尖圭コンジローマは、小さなイボの集まりです。

色は肌と同じか、少しピンク色や赤色の場合があります。

尖圭コンジローマは、自然に治ることはありません。

治療が必要です。

尖圭コンジローマの治療には、以下の方法があります。

  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療、内服薬治療)

青年扁平疣贅(せいねんへんぺいゆうぜい)

青年扁平疣贅は、顔や首にできるイボです。

20〜30代の若者に多いとされています。

ウイルスの一種であるヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされます。

HPVの感染経路は不明ですが、遺伝的要因が関与していると考えられています。

青年扁平疣贅は、小さな丸いイボの集まりです。

色は肌と同じか、少し褐色の場合があります。

青年扁平疣贅は、自然に治ることもあります。

しかし、治るまでに数か月から数年かかることもあります。

青年扁平疣贅の治療には、以下の方法があります。

  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療)

上記の治療法は、イボの種類や大きさ、症状によって異なります。

イボの治療を検討する際には、皮膚科を受診して、医師に相談しましょう。

紫外線や加齢によるイボ

脂漏性角化症

顔や頭部、背中にできるイボです。

老人性イボとも呼ばれます。

原因は、加齢や紫外線による角質細胞の増殖と変性と考えられています。

脂漏性角化症は、茶色や黒色の盛り上がったイボです。

触るとざらついた感触があります。

脂漏性角化症は、自然に治ることはほとんどありません。

市販でイボコロリを購入する方もいらっしゃいますが、取れません。

治療には、以下の方法があります。

  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療)
  • 市販薬(サリチル酸、トリクロロ酢酸)

治療費の目安としては、美容皮膚科では、10万円程度がかかります。

軟性繊維種(なんせいせんいしゅ)

軟性繊維種は、首や顔、肩などにできるイボです。

原因は、加齢や紫外線による線維芽細胞の増殖と変性と考えられています。

軟性繊維種は、柔らかいピンク色や褐色の盛り上がったイボです。触ると弾力があります。

軟性繊維種は、自然に治ることはほとんどありません。

治療には、以下の方法があります。

  • 病院での治療(冷凍凝固法、レーザー治療、電気メス治療)

イボに有効な市販薬

イボに有効な市販薬には、以下の2種類があります。

ヨクイニン

イボの原因となるウイルスの増殖を抑える効果があります。

サリチル酸

イボの角質を溶かして、イボを除去する効果があります。

日常生活での注意点

イボを予防するためには、以下のことに注意しましょう。

  • タオルの共有を避ける
  • 保湿や紫外線対策をする
  • 自分で取らない

病院での治療法

イボの治療は、病院で行うのが一般的です。主な治療法は、以下の2種類があります。

冷凍凝固法

液体窒素を使って、イボを凍らせて除去する方法です。

ラジオ波メス

高周波の電流を使って、イボを除去する方法です。

治療経過とリスク

冷凍凝固法

1〜2回の治療でイボが除去されます。

治療後、数日間、イボの周囲が赤くなることがあります。

ラジオ波メス

1〜2回の治療でイボが除去されます。

治療後、数日間、イボの周囲が赤くなることがあります。

イボの治療を控えた方がよい人

以下の人は、イボの治療を控えた方がよい場合があります。

  • 妊娠中または授乳中の方
  • 糖尿病などの持病がある方
  • 免疫力が低下している方

イボを摂る費用相場

イボの治療費は、イボの種類や治療法によって異なります。

  • 市販薬

1,000円〜3,000円程度

  • 病院での治療

冷凍凝固法:1回1,000円〜3,000円程度

ラジオ波メス:1回2,000円〜5,000円程度

まずは保険適用となる皮膚科で相談することをおすすめします。

イボを取りたい時には皮膚科で相談

イボの種類や大きさ、症状によっては、自分で取るのは危険な場合があります。

イボを取りたい時には、皮膚科で相談しましょう。

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