ほくろやイボは、見た目が悪いだけでなく、悪性化する可能性もあります。
そんなほくろやイボを除去する方法として、炭酸ガスレーザー治療があります。
炭酸ガスレーザー治療は、保険適用になる場合とならない場合があります。
そこで、今回の記事では、
- 炭酸ガスレーザー治療の概要
- 保険適用の条件
- リスクや副作用
について解説します。
炭酸ガスレーザーとは
炭酸ガスレーザーとは、炭酸ガスを光源とするレーザーです。
レーザー光を照射することで、対象物を焼灼・蒸散させて除去します。
炭酸ガスレーザーの特徴
炭酸ガスレーザーの特徴は、以下のとおりです。
- 出力が高く、短時間で除去できる
- 出力を調整することで、さまざまな症状に対応できる
- 出血や痛みが少ない
炭酸ガスレーザーで治療可能な症状
炭酸ガスレーザーで治療可能な症状は、以下のとおりです。
- ほくろ
- イボ
- 脂肪腫
- アザ
- 毛穴の開き
- シミ
- ニキビ跡
保険対象になる症状
炭酸ガスレーザーで治療するほくろやイボのうち、以下の症状は保険適用になります。
- 顔面にあるほくろやイボ
- 悪性化する可能性があるほくろやイボ
- 機能障害を引き起こす可能性があるほくろやイボ
炭酸ガスレーザー施術の流れ
炭酸ガスレーザー施術の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング
- 麻酔
- レーザー照射
- 消毒・処置
施術後のダウンタイム
炭酸ガスレーザー施術後のダウンタイムは、以下のとおりです。
- ほくろやイボの大きさ(1cm以上)や部位によって異なる
- 数日~1週間程度、赤みや腫れ、かさぶたが出る
施術のリスクや副作用
炭酸ガスレーザー施術のリスクや副作用は、以下のとおりです。
- 感染
- 色素沈着
- 瘢痕形成
感染
炭酸ガスレーザー治療は、皮膚に傷をつけるため、感染のリスクがあります。
感染を防ぐために、施術後は清潔に保ち、傷口に触らないようにしましょう。
感染の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 傷口の赤みや腫れ
- 痛み
- 膿の出る
感染が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
色素沈着
炭酸ガスレーザー治療によって、施術部位に色素沈着が起こることがあります。
色素沈着の症状は、数週間~数ヶ月で自然に消えることが多いですが、まれに残る場合もあります。
色素沈着を防ぐために、施術後は日焼けを避け、紫外線対策をしっかり行いましょう。
瘢痕形成
炭酸ガスレーザー治療によって、施術部位に瘢痕(ケロイド)が形成されることがあります。
瘢痕の形成リスクは、ほくろやイボのサイズや部位、出力などによって異なります。
瘢痕形成を防ぐために、施術後は傷口に触らないようにしましょう。
また、傷口が完全に治るまでは、マッサージや過度な運動を避けてください。
なお、炭酸ガスレーザー治療は、医療行為であるため、必ず医師の指導のもとで受けるようにしましょう。
炭酸ガスレーザー治療ができない人
炭酸ガスレーザー治療ができない人は、以下のとおりです。
- 妊娠・授乳中の人
- 糖尿病や肝疾患などの持病がある人
- 薬のアレルギーがある人
炭酸ガスレーザーについてよくある質問
炭酸ガスレーザーについて、よくある質問をまとめました。
Q:炭酸ガスレーザーは痛いですか?
A:麻酔をするので、痛みはほとんどありません。
Q:再発する可能性はありますか?
A:可能性はありますが、極めて低いです。
Q:どのくらいの費用がかかりますか?
A:ほくろやイボのサイズや部位によって異なりますが、5,000円~30,000円程度です。
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