顔や体にできるほくろは、見た目が気になるだけでなく、悪性化の可能性もあります。
そんなほくろの除去方法には、さまざまなものがあります。
その中でもくり抜き法は、1回でほくろを多く除去できる方法の一つです。
今回は、
- くり抜き法のメリット・デメリット
- 経過
- 費用相場
などについて詳しくご紹介します。
ほくろのくり抜き法とは
ほくろのくり抜き法とは、ほくろをメスでくり抜いて除去する方法です。
くり抜き法は、ほくろを深い部分能まで除去できる方法です。
レーザーに比べると、再発のリスクも低いのが特徴です。
さらに、悪性化が心配なほくろの除去に適しています。
くり抜き法の適応症
くり抜き法の適応症は、以下のとおりです。
- 悪性化が疑われるほくろ
- 大きさや形が不規則なほくろ
- 摩擦や刺激によって悪化する可能性があるほくろ
- 見た目が気になるほくろ
くり抜き法のメリット
くり抜き法のメリットは、以下のとおりです。
- ほくろを深い部分まで1回で除去できる
- 再発のリスクが低い
- 他の治療法に比べて、比較的短時間で治療できる
くり抜き法のデメリット
くり抜き法のデメリットは、以下のとおりです。
- 傷跡が残る可能性がある
- 麻酔が必要
くり抜き法の経過
くり抜き法の術後は、以下の経過をたどります。
- 術直後は、腫れや痛み、出血がある場合があります。
- 数日後から、腫れや痛みは徐々に治まります。
- 傷跡は、数週間から数ヶ月かけて徐々に目立たなくなります。
術直後
- 術直後は、腫れや痛み、出血がある場合があります。
- 傷口にガーゼを当て、圧迫止血を行います。
数日後
- 腫れや痛みは徐々に治まってきます。
- ガーゼを外し、傷口を清潔に保つようにします。
数週間後
- 傷口のかさぶたが剥がれ落ちてきます。
- 傷跡が徐々に目立たなくなります。
数ヶ月後
- 傷跡が落ち着いてきます。
傷跡の治り具合
傷跡の治り具合は、ほくろの大きさや形、位置によって異なります。
小さなほくろであれば、ほとんど目立たなくなる人もいます。
しかし、
- 大きなほくろ
- 顔などの目立つ場所にあるほくろ
の場合は、傷跡が残る可能性があります。
傷跡を残さないようにするには、ほくろの周囲の正常な皮膚をできるだけ残すようにくり抜く必要があります。
また、術後に適切なケアを行うことも大切です。
術後のケア
術後は、以下のケアをするようにしましょう。
- 傷口を清潔に保つ
- 傷口をこすらないようにする
- 日焼けを避ける
傷口を清潔に保つ
シャワーや入浴の際は、傷口を避けて洗いましょう。
また、傷口をこすらないように、タオルで拭く際も注意が必要です。
傷口をこすらないようにする
傷口をこすらないように、衣服や帽子などで傷口を保護しましょう。
また、傷口を触る際にも、優しく触るようにしましょう。
日焼けを避ける
日焼けによって傷跡が悪化したり、目立ったりする可能性があります。
外出する際には、日焼け止めを塗り、帽子やサングラスなどを着用しましょう。
術後のケアをしっかりと行うことで、傷跡の治りを早くし、目立たなくすることができます。
くり抜き法の費用相場
くり抜き法の費用相場は、以下のとおりです。
- ほくろの大きさや形によって異なる
- 2cm未満の小さなほくろの場合:5,000円程度
- 4cm以上の大きなほくろの場合:13,000円程度
上記の費用と大きく異なる場合には、別のクリニックで、同じ方法で費用がどこまで違うのかを確認しましょう。
1㎜で計算
多くのクリニックでは、イボやホクロ除去の見積りは、1㎜単位です。
取り放題と言われても、大きさに制限があるクリニックも多いです。
1個ずつのサイズ(直径)を確認しておきましょう。
くり抜き法の治療の流れ
くり抜き法の治療の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング
- 診察
- 麻酔
- くり抜き
- 縫合
- 術後の説明
くり抜き法についてよくある質問
くり抜き法について、よくある質問をご紹介します。
傷跡はどのくらい残りますか?
傷跡は、ほくろの大きさや形、位置によって異なります。
小さなほくろであれば、ほとんど目立たなくなることもあります。
しかし、大きなほくろや、顔などの目立つ場所にあるほくろの場合は、傷跡が残る可能性があります。
傷跡を残さないようにするにはどうすればよいですか?
くり抜き法は、ほくろを完全に除去するために、ほくろの周囲の正常な皮膚も一部切除する必要があります。
そのため、傷跡を残さないようにするには、ほくろの周囲の正常な皮膚をできるだけ残すようにくり抜く必要があります。
また、傷跡の治りを早くするために、術後に適切なケアを行うことも大切です。
くり抜き法は痛いですか?
くり抜き法は、局所麻酔をするので、術中の痛みはほとんどありません。
しかし、術後は、腫れや痛みが生じる場合があります。
くり抜き法は、ほくろを深くまで除去することが可能な施術です。
しかし、傷跡が残る可能性があるというデメリットがあります。
くり抜き法でほくろを取りたい場合は、メリット・デメリットをよく理解した上で、医師に相談するようにしましょう。
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