鏡を見て、今まで気にならなかったほくろが膨らんでいることに気づいたことはありませんか?
特に顔にできたほくろは、見た目の問題だけではありません。
健康面での不安もつきまといます。
今回の記事では、
- 膨らんだほくろの原因
- 膨らんだほくろ皮膚がんに繋がる可能性
- 適切な対処法
について解説します。
目次
なぜほくろは膨らむのか?
ほくろが膨らむ原因は様々です。
イボ
ウイルス感染によってできる良性の腫瘍です。
脂漏性角化症
加齢とともにできる良性の腫瘍です。
特に顔にできやすいです。
基底細胞がん
皮膚がんの一種です。
ゆっくりと成長します。
皮膚を侵食します。
有棘細胞がん
皮膚がんの一種です。
基底細胞がんよりも悪性度が高く、転移する可能性もあります。
メラノーマ: 皮膚がんの一種で、悪性度が最も高く、早期発見・早期治療が重要です。
自分でできるほくろのセルフチェック
大きさ
急に大きくなったり、直径が6mmを超えるものは要注意です。
形
- 左右非対称
- 境界がはっきりしない
- 縁がギザギザしている
ものは要注意です。
色
- 黒
- 茶色
- 灰色
- 赤
- 白
など、色が不均一だったり、複数の色が混ざっているものは要注意です。
表面
- 表面がざらついている
- 出血する
- かゆみが伴う
こんな場合は要注意です。
いつ皮膚科を受診すべきか?
- セルフチェックで異常が見つかった場合
- ほくろが急に大きくなったり、色や形が変化した場合
- ほくろから出血したり、かゆみを感じたりする場合
- ほくろが痛みを伴う場合
皮膚科での検査
皮膚科では、以下の検査が行われます。
- 視診: ほくろの大きさ、形、色などを肉眼で観察します。
- 触診: ほくろの硬さや動きを触診します。
- ダーモスコピー: 特殊な顕微鏡でほくろの深部を観察します。
- 生検: ほくろの一部を採取して、顕微鏡で詳しく調べます。
治療法
治療法は、ほくろの種類や大きさ、場所などによって異なります。
- レーザー治療: 良性のほくろを切除する治療法です。
- 外科手術: 大きなほくろや悪性のほくろを切除する治療法です。
- 薬物療法: 皮膚がんに対して、抗がん剤などの薬物療法が行われる場合があります。
ほくろの変化に気づいたら、早めに皮膚科を受診することが大切です。
早期発見・早期治療が、より良い治療効果につながります。
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