MENU

顔のほくろ、取る?取らない?リスクと注意点を解説

顔のほくろ、取る?取らない?リスクと注意点を解説

顔にほくろがあると、見た目が気になるという人も多いでしょう。

しかし、ほくろの中には、悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれる、皮膚がんの一種であるものもあります。

目次

ほくろとメラノーマ

ほくろとは

ほくろは、皮膚の表面にできる良性の腫瘍です。

メラニン色素を産生する細胞であるメラノサイトの増殖によって起こります。

ほくろとは?種類や原因、治療法、メリット・デメリットを解説

メラノーマとは

メラノーマは、ほくろの一種である良性黒色腫から発生する皮膚がんです。

メラノーマは、皮膚がんのなかでも最も悪性度が高く、進行すると命にかかわることもあります。

メラノーマができやすい部位

メラノーマができやすい部位は、以下のとおりです。

  • 日光に当たる部位:顔、頭部、首、手足
  • 傷跡
  • ほくろ

メラノーマの原因

メラノーマの原因は、紫外線によるDNAの損傷です。

日焼けを繰り返すことで、メラノーマのリスクが高まります。

また、遺伝的要因も関与していると考えられています。

家族にメラノーマの患者がいる場合、メラノーマを発症するリスクが高くなります。

ほくろとメラノーマの見分け方

ほくろとメラノーマの見分け方は、以下のABCDE法が用いられます。

  • Asymmetry(左右非対称):左右対称ではない
  • Border(境界):境界が不規則
  • Color(色):色が均一ではない
  • Diameter(直径):直径が6mm以上
  • Evolution(変化):大きさ、形、色などの変化がある

これらの項目のうち、1つでも当てはまる場合は、悪性黒色腫の可能性があります。

メラノーマの診断方法

メラノーマの診断には、以下の方法が行われます。

  • 皮膚科での診察
  • 皮膚生検

皮膚科での診察

皮膚科での診察では、ほくろの外観や触診などによって、悪性黒色腫の可能性を判断します。

皮膚生検

皮膚生検では、ほくろの一部を採取して、顕微鏡で調べます。

メラノーマの治療方法

メラノーマの治療方法は、腫瘍の進行度によって異なります。

  • 早期発見の場合:手術による切除
  • 進行が早い場合:手術による切除と、抗がん剤や放射線治療などの併用

顔のほくろは取らない方が良いと言われる理由

メラノーマのリスクが高まる

顔は、紫外線に当たりやすい部位です。

そのため、顔のほくろは、メラノーマになるリスクが高くなります。

メラノーマは、皮膚がんのなかでも最も悪性度が高く、進行すると命にかかわることもあります。

傷跡が残る

ほくろを除去する方法には、レーザー治療や切除などがあります。

これらの治療には、傷跡が残る可能性があります。

顔のほくろは、見た目が気になることもあるかもしれません。

しかし、傷跡が残ると、見た目がより気になる場合もあります。

感染症のリスクがある

ほくろの除去は、皮膚を切開する治療になります。

そのため、感染症のリスクがあります。

感染症が起こると、腫れや痛み、発熱などの症状が出ることがあります。

治療費がかかる

ほくろの除去は、保険適用外になるため、全額自己負担となります。

治療費は、治療方法やほくろの大きさなどによって異なります。

しかし、1回で数万円かかることが一般的です。

繰り返し治療を行う場合。

累計では、数万円から十数万円かかる場合があります。

顔のほくろを取って良い場合

以下の場合は、顔のほくろを取って良いでしょう。

  • 傷つきやすい位置にある
  • 衣類やアクセサリーなどで擦れる位置にある
  • 見た目が気になる

また、以下の症状がある場合は、悪性黒色腫の可能性があります。

  • ほくろの形や大きさ、色などの変化
  • ほくろからの出血や痛み

これらの症状がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

顔のほくろの位置と人相の関係

顔のほくろの位置と人相の関係は、古くから民間伝承として伝えられています。

ほくろの位置と人相の意味

例えば、以下の位置にほくろがある人は、以下のような人相であると言われています。

  • 眉の上:頭脳明晰、聡明
  • 鼻の下:財運に恵まれる
  • 口の下:社交的、人望がある

しかし、これらの説は科学的根拠がありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次