顔や体にシミやホクロがある人は、その違いがわからないことがあります。
シミとホクロは、どちらも皮膚の表面にできる腫瘍です。
しかし、原因や性質が異なります。
今回の記事では、
- シミとホクロの違いや見分け方
- それぞれの治療法
について解説します。
シミの種類や特徴
シミには、以下の3つの種類があります。
老人性色素斑
加齢によってできるシミです。
- 顔
- 手の甲
- 首
などに多く見られます。
雀卵斑(そばかす)
日光に当たることでできるシミです。
顔に多く見られます。
肝斑
女性ホルモンのバランスの乱れによってできるシミです。
頬や鼻の周りに多く見られます。
シミの特徴は、以下のとおりです。
- 色が茶色や黒っぽい
- 境界がはっきりしている
- 大きさや形がまちまち
- 触ると平ら
ほくろの種類と特徴
ほくろには、以下の2つの種類があります。
母斑(あざ)
生まれつきあるほくろです。
後天性黒子
後からできるほくろです。
ほくろの特徴は、以下のとおりです。
- 色が茶色や黒っぽい
- 境界がはっきりしている
- 大きさや形がまちまち
- 触ると平ら
シミとほくろの違いや見分け方
シミとほくろの違いは、以下のとおりです。
項目 | シミ | ほくろ |
---|---|---|
原因 | 加齢、紫外線、ホルモンバランスの乱れなど | 先天性、後天性など |
色 | 茶色や黒っぽい | 茶色や黒っぽい |
境界 | はっきりしている | はっきりしている |
大きさや形 | まちまち | まちまち |
触り心地 | 平ら | 平ら |
シミとほくろの見分け方は、以下のとおりです。
- シミは、皮膚の表層にできることが多いため、表面が平らです。
- ほくろは、皮膚の深層にできることもあるため、表面が盛り上がっていることがあります。
ただし、見た目だけでは、シミとほくろの区別が難しい場合もあります。不安な場合は、皮膚科を受診して、医師に診てもらうようにしましょう。
シミ取りの治療法
シミ取りの治療法には、以下のようなものがあります。
レーザー治療
レーザーを照射して、シミの色素を破壊する治療法です。
ケミカルピーリング
薬剤を塗布して、シミの色素を剥離する治療法です。
光治療
光を照射して、シミの色素を破壊する治療法です。
シミ取りの治療法の特徴は、以下のとおりです。
- レーザー治療:比較的短期間で効果が期待できる
- ケミカルピーリング:肌のターンオーバーを促して、シミを薄くする
- 光治療:レーザー治療やケミカルピーリングよりも痛みが少ない
ほくろ除去の治療法
ほくろ除去の治療法には、以下のようなものがあります。
レーザー治療
レーザーを照射して、ほくろの組織を焼灼する治療法です。
電気分解
電気でほくろの組織を焼灼する治療法です。
切開法
メスでほくろの組織を切除する治療法です。
ほくろ除去の治療法の特徴は、以下のとおりです。
- レーザー治療:ダウンタイムが短い
- 電気分解:ダウンタイムが長い
- 切開法:完全にほくろを除去できる
シミとほくろは近くの皮膚科で相談
シミやほくろは、見た目が気になるだけでなく、悪性化の可能性もあります。
そのため、気になる場合は、早めに皮膚科を受診して、医師に診てもらうようにしましょう。
皮膚科では、シミやほくろの種類や状態を診て、適切な治療法を提案してくれます。
また、悪性化の可能性を調べるために、生検を行うこともあります。
シミやほくろの治療は、早期に行うほど効果的です。
また、適切な治療法を選ぶことで、傷跡を最小限に抑えることもできます。
もし、シミやほくろが気になっている場合は、近くの皮膚科を受診して、相談してみることをおすすめします。
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